巻き爪

巻き爪

巻き爪とは、爪の両端が内側に湾曲した状態のことをいいます。

進行していくと湾曲した爪が足の指の皮膚を挟むようになり、激しい痛みが生じるようになります。さらに悪化すると、痛みによって歩くことが困難になるケースもあります。巻き爪による痛みをかばおうとすることで、不自然な歩き方となり、膝や足首、腰にも負担がかかり、ひざの痛みや捻挫、腰痛を引き起こす原因にもなります。

あなたは巻き爪になりやすいかチェック!

下記の質問に対して当てはまる項目が多いと巻き爪になりやすいので注意しましょう。

  • もともと爪が薄くて柔らかいと思う
  • 爪を切る時には深く切っている
  • 先の細く尖った靴や幅が狭い、またはサイズが小さすぎる靴を履いている
  • ハイヒールを日常的に履いている

巻き爪の原因

巻き爪を引き起こす主な原因となるのは、以下のケースが挙げられます。

靴のサイズや形が合っていない

先の細く尖った靴や幅の狭い靴、またはサイズが小さい靴を履くことで、指や爪が圧迫され、巻き爪になることがあります。また、大きすぎる靴を履いて歩くことで、靴の中で足が前に滑り、つま先に負担がかかり巻き爪になることもありますのでご注意ください。最適なサイズの靴を履きましょう。

ハイヒールを日常的に履く

ヒールの高い靴を履いて歩くと、つま先に体重が集中し、指と爪を圧迫するようになり、巻き爪を引き起こします。

深爪をしている

痛みをとるために巻き爪になった部分(爪)を切ってしまいがちですが、痛みが一時的に無くなるだけで根本的な解決にはなりません。深爪をすることで伸びてくる爪が皮膚にさらに食い込むことになり、痛みも増してしまうという悪循環を繰り返すことになりますのでご注意ください。

指への負担の増加

足の指や爪に負担がかかりすぎると、巻き爪を引き起こします。

【足の指や爪に負担がかかりやすいケース】
・サッカー、テニス、ジョギングなどのスポーツ
・立ち仕事、長時間の歩行
・肥満、妊娠(急激な体重の増加)       など

爪水虫

白癬菌(はくせんきん)というカビが原因となる感染症です。症状が進むと爪変形・巻き爪を引き起こすこともあります。

陥入爪(かんにゅうそう)

陥入爪とは巻き爪と別の病態です。爪の角が皮膚と皮下組織に刺さって炎症を起こした状態の事です。深爪や外傷が主な原因です。巻き爪と陥入爪は合併することもあります。

巻き爪・陥入爪の治療方法

巻き爪・陥入爪の治療方法としては、「矯正療法」「保存療法」「手術療法」があります。

矯正療法:マチワイヤー(自費診療)

  • 爪の先端の白い部分に穴を2ヵ所開けて、形状記憶合金(マチワイヤー)を挿入し、爪の矯正を行う治療法です。ワイヤーを通すだけなので、施術中の痛みはありません。日常生活の制限もほとんどありませんので、スポーツや旅行の直前にも施術できます。

ただし、4~6週間ごとにワイヤーの入れ替えが必要になります。少しずつ矯正していきますので、症状が軽快するまでに半年~1年かかります。

爪の先端の白い部分が数ミリ伸びていないと矯正できませんのでご注意ください。

深爪をしていてワイヤーを挿入することができない場合には、一度コトン・パッキングやテーピング法を行い、爪が伸びるのを待ちます。

保存療法

コットン・パッキング(保険診療)

巻き爪の状態が軽度のものであれば、コットン・パッキングをします。コットン・パッキングとは、コットン(綿)を巻き爪になっている爪の両側の端と、その下の皮膚の間にピンセットを使用して入れて医療用アロンアルフアで固定する治療法です。

テーピング(保険診療)

伸縮性のある布テープを、食い込んだ爪の側面に貼り、引っ張りながら指にテープをらせん状に巻きつける方法です。

アクリル人工爪療法(保険診療)

アクリル樹脂を爪の上にのせて人工的に爪が伸びた状態にして、周囲の皮膚への食い込みを緩和します。

爪囲炎を伴う巻き爪・陥入爪の保存療法(保険診療)

深爪により炎症を起こし、肉芽や痛みがある場合は、コットン・パッキングテーピング法が有効です。抗生物質の内服を併用することで、ほとんどのケースで痛みは和らぎます。肉芽は液体窒素で処理しながらマチワイヤーが入れられる長さまで爪を伸ばします。

ガター法(保険診療)

爪囲炎を伴う巻き爪・陥入爪に有効です。チューブを小さく切り、縦に切れ目を入れたものを爪の側縁に挿入し、医療用のアロンアルファで固定します。数日で痛みや炎症は消え、肉芽も徐々に縮小します。

手術療法

爪の幅を狭くするフェノール法という手術がありますが、再発・爪変形の悪化が起こることがありますので、当院ではおこなっておりません。

予防方法

巻き爪を予防するために、下記の3点を日頃から意識していただくことが大切です。

1適切なサイズの靴を履くこと

・適切な靴のサイズは、指先の余裕が5~10mmが最適とされています。
・足の形や土踏まずが靴にフィットするかどうかもしっかりと確認しましょう。
・踵がしっかりと固定され、足の甲が保持されている靴を選びましょう。

・靴紐がある場合は、しっかりと結んでおきましょう。

2ハイヒール・先が細く尖った靴を履く時間を短くする

ハイヒールや先が細く尖った靴は、足を美しく見せるためのもので、本来歩くことには適していません。

パーティーや仕事などでハイヒールを履くときは、履き慣れた靴も用意し、行き帰りはそれを履くなど、時間を限定してハイヒールを履くことで、巻き爪になるリスクを軽減することができます。

3正しい爪の切り方を心掛ける

正しい爪の切り方は、爪の先端が指と同じ長さになるようにして、スクエアカットと呼ばれる先端を四角く切る方法をオススメいたします。指のカーブに合わせて爪の両端を切り落とさないように注意してください。

費用について

診察料

初診の場合 3,000円(税抜)
再診の場合 1,500円(税抜)
ワイヤー代(1本当たり) 3,400円(税抜)
処置料(1指当たり) 1,500円(税抜)

※例えば、初診の場合でワイヤー治療を足の親指1本に対して行う際にかかる費用
  3,000円(初診料)+3,400円(ワイヤー代)+1,500円(処置料)=7,900円(税抜)
※ワイヤー1本で2~3回治療できます。
※ワイヤーを使い切り次第、新しいワイヤー代(3,400円+税)がかかります。

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